タンザニア・ポレポレクラブのブログ『みんなの広場』

タンザニア・ポレポレクラブは、東アフリカのタンザニアで                    村人とともに植林活動に取り組んでいる市民グループです

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タンザニアの受験事情

9月7日に事務局長の藤沢も帰国し、アルバイトもその前の8月23日に帰国しました
貯まっていた事務局の仕事などを行っており、ブログの記事が更新とまっており、広告までついてしまう始末で申し訳ありません。

現地調査の詳細については順次ホームページにてアップして参りますが、
活動の本体に関わらないちょっとした現地のお話を今回させていただこうと思います。

現地の調査の一環にて、村の人を雇い行ったのですが、今回は大学入学前の若い二人を紹介で雇うことになりました。

丁度、現地は受験や受験結果が出る真っ最中の期間で、その話題が自然と交わされることとなりました。
タンザニアの教育制度は、7・4・2・そして大学という形で(ちょっと行く前まで勘違いしていました)
Secondary Schoolの後にAdvanced Schoolに合格し、その2年間で優秀な成績を収めてはじめて大学に受験ができるとのこと。片方の子は今度の10月に大学に入学する子、もう一人はAdvanced Schoolに入る子で、スワヒリ語での彼らの会話の大部分が、単語単語を聞き取ると勉強や進路のことで、大学に今度入る子がAdvanced Schoolでのアドバイスを色々してあげてる模様。

Advanced Schoolに行く彼に「ちゃんと成績がとれて大学受験するとしたら学部はどこに行きたいの?」と聞くと「社会学部」との答え、「なぜ?」と聞くと、「貧しい人々がいない平等な社会を作りたいんだ」とはにかんだ笑顔で答える彼がなんだか頼もしく思え、思わず心の中で「任せた!」と叫びました。

実際の調査のやり方もさぼらず、丁寧にsureな形でやってくれており、
「このアルバイト代は何に使うの?」「大学入学の準備に」「本代に」というマジメな答えも納得できてしまうようなまじめな彼らでした。

さて、彼らに聞いたタンザニア大学入試に関わる「不満点」ですが
彼ら曰く、国の入試委員会の統一試験が行われるが、その後の選考で希望学部にふりわけられるかどうかはわからない点が挙げられていました。なるほど、確かにそれはそれで問題だなぁと思いつつも、「つまり成績が良ければ、自分の出した希望学部に行けるわけで、そこまで問題じゃないんじゃないかな」と心の中で思っておりました。(自分の英語力でそんなことを言うと失礼な言い方になってしまうのでは、と思い、心の中にしまっておきましたが)

ところが、後日、大学入学を控えた別の子が、大学の振り分けの結果が見たいと、我々がインターネットに繋げる環境を持っているのではないかと、我々の滞在先に訪ねてきました。我々は、そんな高級な装備はもっていなかったのですが(笑)、彼は実は最初にこの調査を頼もうと思っていた子で、自分はその間町で何回か用事があるからと上の2人を紹介してくれた子です。途中トラブル、それも外部的な要因で仕方がないトラブルなのに、それが起こったと聞くと、町から帰ってきて「僕は彼らを紹介した以上責任があるから、どうなっているのか聞きに来た。」「もし、別日にやるようなら新しい人を紹介したりする必要があるか」などと走って聞きに来てくれ。さらに、その後、そのトラブル処理に村の中を走り回ってもらい、さらに無給で調査を手伝ってくれる始末。本当に頭が下がる思いです。

と、彼の紹介が長くなってしまいましたが、聞きに来た「大学の振り分け結果」とはなんぞやと思い聞いてみると、実はこれが前に調査員の2人と話していた問題点の核心のよう。曰く、入試委員会に希望大学と希望学部を出すものの、彼らの判断基準は、試験結果だけでなく、家庭の経済事情も考慮をするようで、試験で優秀な成績を収め大学に入れることがきまっても「君の経済状況だと法学部卒業が難しいかも知れないから、学費の安い教育学部にしなさい」と彼らが「決定」してしまうそう。で、もしその決定を断ったらどうなるのかというと、受け入れなければ、来年度に再試験を受けるか、大学を諦めるしかない、とのこと。「うーん・・・なるほど、それは思っていた問題だ」と思いつつ、あんなに顔を輝かせて社会学部に行きたいと言っていた彼がたとえ優秀な成績と試験結果を残せても、そこにいけない可能性があることに少し愕然としました。

ちなみに、この振り分け結果を聞きに来た彼、法学部希望だったのですが、めでたく法学部に入学することに決まったと、帰国後連絡がありました。

さて、それとは別に、Secondary Schoolの最終学年の子はAdvanced Schoolへの入学試験が迫っており、その学年を中心に、多くの生徒が我々が泊まっている現地カウンターパートNGOの事務所に、毎日夜7時半くらいから自習しに来て、遅ければ夜11時くらいまで残ってがんばっていました。一般的な生活パターンからすると、彼らのほとんどは朝5時や6時に起きて、牛の世話などの家の手伝いをして、その後学校に行き、また家に帰って手伝いをし、その後自習に来て、家に帰る、という生活を送っているはずです。本当に頭の下がる思いで、日本の中高生(昔の自分を含む)に爪の垢を煎じて飲ませてあげたい気分。

色々な困難や障害に直面しつつも、がんばるテマ村の子たち。大人なはずの自分が彼らを見習わなくては、と思い直し、スワヒリ語を頑張ろうと思い直し、来年行ったときに彼らの結果はどうなっているかをスワヒリ語で聞けるようになろうと決意し、帰国いたしました。
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